根室トーチカ群とその他(21年根室旅行1日目) 中編
2021年10月2日(土)~3(日)に北海道根室のトーチカなどを見に旅行に行ったので書く。
また書ききれなかったので後半のつもりが中編になってしまった。
0日目→根室行きの前日移動(21年根室旅行0日目) - 方針はありません
1日目(前編)→根室トーチカ群とその他(21年根室旅行1日目) 前半 - 方針はありません
1日目(中編)→本記事
1日目(後編)→未
2日目→未
花咲灯台(根室車石)
花咲灯台にある放射状節理(マグマが冷却してできた規則的な割れ目)こと「根室車石」。断面が車輪のように見えるため"車石"とのこと。海側に向かって断面があるため、陸側から見ると塚のように見える。
遊歩道を海側に降りた先にあり、ほぼ磯の場所がフォトスポット。
周囲一帯も摂理が多数見ら、南側の柱状節理になっている崖には球状節理が露出していた。個人的にはこちらのほうが好き。
ところで。訪れた日は台風の最接近日だったため、うねりを伴う白波が立っていた。歩道で思いっきり波をかぶってしまい、靴が浸水する憂き目にあった。
東和田トーチカ
一見すると、路肩にある大きめの防火水槽か何かにしか見えない。
シンプルなコンクリの箱。
入り口も銃眼もほぼ草で埋もれている。頑張れば入れるかもしれない。
上面がひび割れている以外はほぼ破損もなく状態は良い。
桂木トーチカ1,2号
海岸近くの草原にぽつんと2基のトーチカがある。
形の違うトーチカが2つ、草原にある。海が近いので波の音も聞こえる。
未舗装路だが近くまで来るまで行ける。ほんの少し歩くと草原の中にある。
周囲は草原になっていて、ところどころ湿地のように水が溜まっている場所もある。
トーチカに接近するにはやや回り道をする必要があった。
茂った草で見づらかったが、深いところは足首ほどの深さまで水が溜まっているようだった。
台風の雨が降った後だったからかもしれない。
なお、国土地理院地図によると周囲は荒地かつ湿地の表記となっていた。
桂木1号
やや特徴的な形。
桂木2号
大きなコンクリート版を積み重ねたような構造をしているのか、天井板と壁板のつなぎ目の隙間が大きい。
1号に比べて崩れている箇所も多い。構造の違いだろうか。
雨漏りが非常に多いので雨後の訪問は避けたい。
友知トーチカ1,2号
桂木トーチカから少し東に移動した地点にある。
雰囲気も桂木トーチカと似ており、海辺の水はけの悪い湿地にある点も同じ。
桂木トーチカに比べてつなぎ目や割れ目も少なくのっぺりとした印象をうける、制作方法の違いがあると思われる。
角の面取りやつなぎ目の少なさが東和田トーチカと似ているように見える。ひょっとしたら設計者や製作者が同じなのかもしれない。
見た目に反して雨漏りが多い。入るのはのは断念してしまった。
友知1号
友知2号
牧の内トーチカ1号
林に埋もれており、樹木が絡みついているためとても分かりづらい。
天井板と壁が別れていることや、つなぎ目状のひびの多さなどから、構造は桂木2号に似ているようだ。
桂木トーチカと設計者が同じなのかもしれない。
牧の内トーチカは2号もあるが、私有地の奥のため訪問は断念した。1号の北西800mの地点に、それらしき構造物が航空写真で確認できる。
1日目が終わらなかったので中編として分割する。
0日目→根室行きの前日移動(21年根室旅行0日目) - 方針はありません
1日目(前編)→根室トーチカ群とその他(21年根室旅行1日目) 前半 - 方針はありません
1日目(中編)→本記事
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