根室トーチカ群と照月旅館とその他(21年根室旅行1日目) 後編
2021年10月2日(土)~3(日)に北海道根室のトーチカなどを見に旅行に行ったので書く。
0日目→根室行きの前日移動(21年根室旅行0日目) - 方針はありません
1日目(前編)→根室トーチカ群とその他(21年根室旅行1日目) 前半 - 方針はありません
1日目(中編)→根室トーチカ群とその他(21年根室旅行1日目) 中編 - 方針はありません
1日目(後編)→本記事
2日目→未
海軍牧の内飛行場跡
飛行場跡といってもコンクリートで舗装された細長い広場。上空から見ればひと目で滑走路と分かるが陸から見るとわかりづらい。
40~50mほどの間隔で縞状に木が生えているが、これは米軍が滑走路を使用不可能にするために破壊した跡とのこと。
少し離れたところには掩体壕もあるが日没のため訪問は断念した。
照月旅館
古き良き旅館スタイル*2。
館内*3には蟹の香りがただよっていた。料理自慢の宿とのことで期待が高まる*4。
花咲灯台で靴が中まで水浸しになってしまっていたが、厚意でボイラー室で乾かしていただいた。ザ・旅館ホスピタリティといったところで非常にありがたい*5。
館内は年季が入っていたがとても清潔でよく手入れされている。
特に驚いたのが、共用の洗面所で洗面器に水滴が付いているのを見ることがなかったことだ。最短で15分間隔で合計10回程度利用したが見るたびに、掃除していたと思われる。
旅行を終えてから偶然見つけたランキングによると北海道3位になっていたようだ。
納得だと思う。
予算と旅程が許し、トラディショナル旅館スタイル*6に理解があるなら、間違いない選択といえる宿。
根室観光協会発行の特典クーポンがもらえた。ちょうど始まったタイミングで訪問できたので非常に運がよかった。
対象の宿泊施設で2022年1月31日(なくなり次第終了)まで配布とのことだった。
料理
料理が運び込まれた後、スーツをビシッと決めた支配人による挨拶と料理説明がある。
「ボリュームがあるので頑張って食べてください」と、支配人。当方成人男性だが無理なく完食できた。満腹。女性や年配の方には少し多いかもしれない。
カジカの肝和え
美味しゅうございました
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根室トーチカ群とその他(21年根室旅行1日目) 中編
2021年10月2日(土)~3(日)に北海道根室のトーチカなどを見に旅行に行ったので書く。
また書ききれなかったので後半のつもりが中編になってしまった。
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2日目→未
花咲灯台(根室車石)
花咲灯台にある放射状節理(マグマが冷却してできた規則的な割れ目)こと「根室車石」。断面が車輪のように見えるため"車石"とのこと。海側に向かって断面があるため、陸側から見ると塚のように見える。
遊歩道を海側に降りた先にあり、ほぼ磯の場所がフォトスポット。
周囲一帯も摂理が多数見ら、南側の柱状節理になっている崖には球状節理が露出していた。個人的にはこちらのほうが好き。
ところで。訪れた日は台風の最接近日だったため、うねりを伴う白波が立っていた。歩道で思いっきり波をかぶってしまい、靴が浸水する憂き目にあった。
東和田トーチカ
一見すると、路肩にある大きめの防火水槽か何かにしか見えない。
シンプルなコンクリの箱。
入り口も銃眼もほぼ草で埋もれている。頑張れば入れるかもしれない。
上面がひび割れている以外はほぼ破損もなく状態は良い。
桂木トーチカ1,2号
海岸近くの草原にぽつんと2基のトーチカがある。
形の違うトーチカが2つ、草原にある。海が近いので波の音も聞こえる。
未舗装路だが近くまで来るまで行ける。ほんの少し歩くと草原の中にある。
周囲は草原になっていて、ところどころ湿地のように水が溜まっている場所もある。
トーチカに接近するにはやや回り道をする必要があった。
茂った草で見づらかったが、深いところは足首ほどの深さまで水が溜まっているようだった。
台風の雨が降った後だったからかもしれない。
なお、国土地理院地図によると周囲は荒地かつ湿地の表記となっていた。
桂木1号
やや特徴的な形。
桂木2号
大きなコンクリート版を積み重ねたような構造をしているのか、天井板と壁板のつなぎ目の隙間が大きい。
1号に比べて崩れている箇所も多い。構造の違いだろうか。
雨漏りが非常に多いので雨後の訪問は避けたい。
友知トーチカ1,2号
桂木トーチカから少し東に移動した地点にある。
雰囲気も桂木トーチカと似ており、海辺の水はけの悪い湿地にある点も同じ。
桂木トーチカに比べてつなぎ目や割れ目も少なくのっぺりとした印象をうける、制作方法の違いがあると思われる。
角の面取りやつなぎ目の少なさが東和田トーチカと似ているように見える。ひょっとしたら設計者や製作者が同じなのかもしれない。
見た目に反して雨漏りが多い。入るのはのは断念してしまった。
友知1号
抜けなかったのだろうか。(よく見ると右側がコンクリにめり込んでいる……)
友知2号
友知の建設
木枠は取らなくても良いと判断したのかもしれない。
牧の内トーチカ1号
林に埋もれており、樹木が絡みついているためとても分かりづらい。
天井板と壁が別れていることや、つなぎ目状のひびの多さなどから、構造は桂木2号に似ているようだ。
桂木トーチカと設計者が同じなのかもしれない。
日が照る昼間ならもう少し見やすいかもしれない。
牧の内トーチカは2号もあるが、私有地の奥のため訪問は断念した。1号の北西800mの地点に、それらしき構造物が航空写真で確認できる。
1日目が終わらなかったので中編として分割する。
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1日目(前編)→根室トーチカ群とその他(21年根室旅行1日目) 前半 - 方針はありません
1日目(中編)→本記事
1日目(後編)→未
2日目→未
根室トーチカ群とその他(21年根室旅行1日目) 前編
2021年10月2日(土)~3(日)に北海道根室のトーチカなどを見に旅行に行ったので書く。
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1日目(前編)→本記事
1日目(中編)→未
1日目(後編)→未
2日目→未
根室到着
札幌発の夜行バスに乗って、根室駅前バスターミナルに到着。
雨が降る中野到着。朝のひんやりした空気は夜行バスの代えがたい醍醐味である。
時間が余っているが、雨の中歩いて東根室駅に行く気力は出せなかったので、バスターミナルの待合室で無為に過ごす。
朝飯とレンタカー
雨の中歩いて朝飯に向かう。
ローカルコンビニ「タイエー」のやきとり弁当小タレ。やきとりだが豚串*1。函館のハセガワストアの暖簾分けらしく、そちらとほぼ同パッケージで売っている。とても美味しい、イートインが使えるのもグッド。
開店時間になったので今回の旅の相棒ことパッソちゃんとレンタカーで合流する。
落石トーチカ1号
落石トーチカ1号までは砂浜を車で走って向かった*2。
砂浜を車で走ること10分弱、落石トーチカ1号に到着。
凸型の本体は崖から海岸側に脱落している、本体が落ちた時に、手前のラッパ状銃眼も海岸側に折れたようだ。ラッパ状銃眼の上面が礫なことから、礫の面が本来下側だったことがわかる。
左側のラッパ状構造物は。上面がなめらかなことから崖側に折れている事がわかる。
ところで、訪問中に車がスタックする憂き目にあった。
ちょうど満潮だったこともあり、タイヤに被るほどの波を被ってしまった。
10cmほどのゴム部分の深さが砂浜に沈む深さだった砂は水を含んでいてゆるくなっていた。
結果的にではあるが、砂浜を足で蹴りながらアクセルを踏むことで脱出できた。生きた心地がしなかった。
この件で波の音がトラウマと化してしまったのはとても痛手だった。
500mほど東の崖上に、まだ崩落していない落石2号トーチカがあるらしい。訪問する予定だったが、潮が満ちてきたこともあり断念した。
落石トーチカ3号
落石海岸北西の海岸沿いにある落石1号,2号トーチカはある程度の知名度があり、訪問報告も写真も多い。
しかし落石トーチカ3号,4号は砂浜南の崖上にあり、写真や訪問情報が随分と少ないというよりほぼ無い*4。そもそもGoogleMapにも載っていないので詳細な位置が不明な状態での訪問となった。
訪問というより現地捜索である。
崖の上を虱潰しに歩いて探す形をとったが、無事見つけることが出来た。
場所を知っていれば道路の下からでも見ることができる*5。
落石トーチカ4号
4号も、3号と同じく詳細な位置が調査できなかったため、現地での捜索となった。こちらも訪問者は少ないようで情報も少ない。
3号トーチカより東の崖上と思われる情報があり、地形的には比較的場所が絞れていたため発見にはあまり苦労はしなかった。崖側が扇形に視界の開けているところだ。
4号は、3号よりも埋没しており、ぱっと見はただ崖が露出しているだけのように見えなくもない。
手前側は射界確保のために開いているが、陸側のトーチカ背側も壕のようなものがある。銃眼のすぐ背側は、穴になっていそうな部分もあったので、訪れる際は足元に十分注意したい。
崖下の道路からも一応見られる。
ところで、4号トーチカに向かう途中、コンクリートの塊が転がっていたがなんだったのだろうか?分かる人がいたらご教示いただきたい。
エスカロップ
薄切りトンカツにデミグラスソースをかけ、刻み竹の子入バターライスに添えたもの。
バターライスというのも気が利いており、揚げたてのトンカツも美味しい。再訪の際はまた頂きたい味だ。
今回は老舗の「ニューモンブラン」で頂いた。昔ながらの喫茶店らしい、いい雰囲気の店だ。
長くなったので後半中編に続く
0日目→根室行きの前日移動(21年根室旅行0日目) - 方針はありません
1日目(前編)→本記事
1日目(中編)→未
1日目(後編)→未
2日目→未
根室行きの前日移動(21年根室旅行0日目)
2021年10月2日(土)~3(日)に北海道根室のトーチカなどを見に旅行に行ったので書く。
本記事は1日目で2日目は後日別に作成する。(0日目が長くなったので分割した)
0日目→本記事
1日目(前編)→根室トーチカ群とその他(21年根室旅行1日目) 前半 - 方針はありません
1日目(中編)→本記事
1日目(後編)→未
2日目→未
本記事はすべて前置き前置きが長くなったので適宜目次から飛んでほしい。
前日移動
出発
10/1(金)出発当日、在宅勤務。
昼休み中にシャワーと着替え支度を済ませ、午後の労働と戦う。
「労働は人権侵害」をスローガンにしている私だが、旅行出発前だけは旅情の一環として悪くないと考える。日常から非日常への移り変わりを感じることができるからだ。
定時キッカリに終業報告メールとPCシャットダウン、荷物を担いで自宅を出発。
今回は旅程計画表の作成も荷造りも前日までに完了していたので心身余裕。
空港へ移動
中部地方在住なので北海道入りは中部国際空港(セントレア)を利用する、空港までは鉄道(名鉄)。
今回は旅程にマージンを持たせるため、有料特急のミュースカイに乗った*1。実は名鉄の特別車に乗車するのは初めてである。いつも株主優待券*2で乗っているので……
時間がなかったので車内で車掌さんから「車内精算券<特別車>」を購入した。
同じ車内でももう一人車内で購入している人がいたので、後ろめたさが軽減されてヨシ。
セントレア
乗車していたミュースカイは10分の早着で中部国際空港に到着。名鉄の中部国際空港行きは大体早着するのでありがたい*3。
夕飯の天むすを調達して保安検査を済ませる。時間もあってか空いていた。
くるぶしまであるトレッキングシューズだったため、保安では一度スリッパに履き替える必要があった。この制度は初めて知った。
搭乗口には45分前に到着したので極めて安全な旅程。
機内
機内ではセントレアで調達した「千寿 めいふつ 天むす」の天むすをいただく。非常に美味しいので機会があったらぜひ食べてみてほしい。冷めても美味しいので夕方に買って翌朝食べてもいい。
適当に指定した席が運良く非常口席だったので、足が組めるほど席間距離が広い。食べ終わったごみ類を客室乗務員さんが回収してくれたが、こういうところはさすが5スターFSCである。
機内コンテンツで流れていた落語「短命」が面白かった。無駄にノイキャンヘッドホンことWH-1000XM3を持っていってよかった。
札幌
遅延なく新千歳空港に到着、ドアオープンから電車まで10分もあれば乗り換えられるので安心。
新千歳空港から札幌に移動、駅から20分ほど歩いて大通りバスセンターへ移動。10月上旬の雨上がりだったが結構暑かった。バスターミナル待合室では金曜洋画劇場のインディ・ジョーンズが流れていた。
なお、200mほど手前に別会社のバスターミナルがあって間違えかけた。みなさんは間違えないようにしてください。
中標津経由根室行き夜行バス・22:00発オーロラ号に乗って根室に向かう。
50%に達しない程度の乗車率。雨でも車内は乾燥するのでマスクと飲み物は手放せない。早めに目をつぶって夜のバスを味わう。夜行バスは旅情が合って好きだ。
長くなったので0日目として分割する。
1日目(前編)→根室トーチカ群とその他(21年根室旅行1日目) 前半 - 方針はありません
1日目(中編)→未
1日目(後編)→未
2日目→未
以上
開設
ブログを開設した。
プライベートでの活動を主に書いていくつもりだ。
つまり内容は未定である。タイトルも安直に決めた。
今回は以上